宇野昌磨選手の2022-2023シーズンのショートプログラムの曲は、「Gravity(グラビティ)」です。
エレキギターの曲なので、これまでのクラシカルなイメージとは一変。ちょっとメロウな大人っぽい感じです。
今日はそんな「Gravity」について、どんな曲なのか、なぜGravityを選曲したのかなどについてご紹介していきます。
- 宇野昌磨のSPの曲「Gravity」はどんな曲か?
- 宇野選手のショートプログラム「Gravity」の感想は?
- Gravityを歌うジョン・メイヤーはどんな人?
- ステファン・ランビエールコーチの選曲
- まとめ
宇野昌磨のSPの曲「Gravity」はどんな曲か?
宇野昌磨選手の2022年ショートプログラムの曲は「Gravity(グラビティ)」です。
この曲の特徴について、お伝えしていきますね。
アメリカの人気ギタリスト、ジョン・メイヤーさんの曲
ジョン・メイヤーさんはシンガーソングライター兼ギタリスト。エレキギターを弾きながら歌っています。イントロが特にぐっと引き込まれるんですよ。
「哀愁おびる」というよりも、「メロウ」でセンスの良さを感じます。
ショートプログラムの緊張感をいい意味で解き放ってくれるような、ゆったり感もいいですよ。このイントロって、いい意味で眠りそうなくらいのまどろみを感じます。
皆さんはどんな印象をお持ちですか?
Gravityの歌詞
さて、「Gravitiy」は日本語にするなら、「重力」「まじめさ」。
私は「Gravity」の歌詞を見て、人間はだれしも自動的に何らかの感情や欲望に引っ張られていることを表していると解釈しました。
Gravityの歌詞を一部ご紹介します。
「Gravity is working against me.
And Gravity wants to bring me down
Oh,I'll never known what makes this man
With all the love that his heart can stand
Dream of ways to throw it all away」
「重力(感情や欲望)は私を押さえつけようとしている。
重力(感情や欲望)によって、私は無力感に引きずり降ろされそうになる
そうなんだ、自分がどうしてこのように思うのかわからない。
愛する人がそこにいるというのに
様々な夢を思い描いてはそこから逃げ出してしまいたいと考えている」
なるほど...と納得。
だれもが「こうなりたいな、あんなふうになりたいな」という欲がある一方で、簡単にはなれないと知ると、無気力感や脱力感にさいなまれたりしますよね。
宇野選手のショートプログラム「Gravity」の感想は?
宇野選手がシーズン前のアイスショー後のインタビューで今までと違った曲調の音楽について、こんなふうに答えてました。
「強いところ、弱いところが音楽として明確に分かれているので、そういった部分を表現できたらなと思います。」
こう聞くと、フィギュアスケートって、音楽を体で表現するスポーツだなと思いますね。音楽が世界観の枠組みを作るもの。
Gravityを歌うジョン・メイヤーはどんな人?
ジョン・メイヤーはアメリカのギタリスト&シンガーソングライター。世界三大ギタリストに憧れて、ギターを弾き始めたそうです。
ちなみに、世界三大ギタリストとは…
・エリック・クラプトン
・ジミー・ペイジ(レッド・ツェッペリンのギタリスト)
・ジェフ・ベック
ギターに全く詳しくないワタシですら、エリック・クラプトンの「Change the world」は有名なので知ってます。
現代の三大ギタリストの一人
それですごいのは、ジョン・メイヤーがいまや「現代の三大ギタリスト」といわれているんです!
ちなみに現代の三大ギタリストはこちらのお三方です。
・ジョン・フルシアンテ
・ジョン・メイヤー
・デレク・トラックス
Gravityの収録アルバムは?
「Gravity」という曲ですが、2006年に発売された3ndアルバム「Continuum」に収録されています。
このアルバム、実は世界で約500万枚以上も売り上げたというからすごい!
しかも、第49回グラミー賞最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞、またアルバム収録曲「waiting on the world to chance」で最優秀男性ポップ・ヴォーカル・パフォーマンス賞を受賞しているんですって!
ライブ感を味わえるアルバムといえば、「TRY」。ジョン・メイヤーがドラムとベースを加えて、トリオ編成でライブをしたときの様子を収録したライブ盤です。
ライブならではですね。ギターの良さがより際立ったアルバムです。
ステファン・ランビエールコーチの選曲
「Gravity」をショートの曲に選んだのはステファン・ランビエールコーチ。個性を引き出す指導をされる方で、宇野昌磨選手の引き出しを増やそうと考えての選曲だったのでしょう。
例えば、高難度のプログラム構成を与えて、レベルアップを図るところから考えて、進化を求めている方です。
今までのイメージからがらりと変えて、落ち着いた大人の雰囲気を演出しようと考えての選曲ではと推察します。
フリーの曲についてはこちらの2記事にまとめています。
エキシビジョンの曲はこちら。
まとめ
今日は宇野昌磨選手の2022-2023シーズンのショートプログラムで使用する曲について、解説しました。
・SPの曲はジョン・メイヤーのエレキギターの曲「Gravity」
・これまでのイメージとは違う大人の曲
・Gravityが収録されているアルバムはグラミー賞を受賞している
・ショートプログラムの選曲&振付はステファン・ランビエールコーチ
今シーズンの宇野昌磨選手を応援していきたいと思います!
今日もお読みくださり、ありがとうございます。