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パリオリンピックのフェンシング会場グラン・パレの天井を支えた技術とは?

パリオリンピックのフェンシング会場で話題になったグラン・パレ。

テレビ越しで見ていても、豪華な雰囲気が伝わってきました。

 

フェンシングが終わってからは、2日間かけて、テコンドー会場に変身しました!

その様子がX(旧Twitter)に紹介されていました。

 

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どの競技でも天井からの柔らかな光が会場を包んで、素晴らしい空間を作り出しています。

「さすが芸術の京都パリ」と思うのですが、この光の秘密の鍵を握っているのが、日本企業なんですね。

 

今回はその秘密に迫ってみようと思います。

 

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天井を覆う膜

天井からサンサンと光がさすと、競技に影響します。

そこでよく見ると、天井を覆っているのが布のような膜。

このおかげで会場が柔らかな光で包まれるようになります。

 

この膜を作っているのは大阪市のテントメーカーの太陽工業さん

 

グラン・パレの天井に膜を張ることで、強い光を柔らかな光として拡散して、明るく快適な空間をつくってくれます。

 

このような膜には軽い、大面積を覆う、柔らかい、光を通すなど太陽工業さんのこだわりが詰まっています。

 

こういうところで、日本の技術が使われているなんで、嬉しいですね。

太陽工業が脚光を浴びたのは大阪万博

太陽工業が注目され始めたのは、1970年の大阪万博でした。

アメリカ館のエアドームの膜を手掛けたことがきっかけです。

当時、このアメリカ館は来場者からとても注目されました。

膜の内部に空気を入れて、その空気圧で建物を支える仕組み。

今でこそドーム状の建物は多いですが、この頃は珍しかったのですね。

他の建物にも生かされている膜

太陽工業さんの膜は国内外で利用されています。

世界シェアはなんと6割にも上るそうです。

 

国内で有名なのは東京ドームの天井。ドームの天井にも、薄い膜が張られているのです。

 

まとめ

今日はパリオリンピックで会場になったグラン・パレの光の秘密について、お伝えしてきました。

 

創業100年の太陽工業は、いろんな建築物の天井の膜を支えている会社。

天井の膜はかなり緻密なこだわりが詰まっています。

 

豪華な雰囲気と柔らかな光がフェンシング会場の素敵な空間を作り出していたのですね。

 

今日もお読みくださり、ありがとうございました。